蟲で彩られた夜明け〜西表島〜
期間;2001年9月26日〜10月2日
場所;沖縄県西表島


西表島


西表島、幾多のフィールダーを魅了してやまないこの島は誰が何と言おうと日本の誇る秘境の一つである。 院試も終わり対馬にいってエンジンふかしっぱなしの貴公子おいかわ丸は聖地西表島に再び訪れたいと考えていた。初めての西表島はたった2日。採集に行ったとは言えない時間であり、前回2回目の時は雨にたたられめぼしい成果は皆無に等しかった。"西表ではずす"これは虫屋にとって禁句である。さらに、今回は秋である。秋の西表は春とは多いに異なるであろう。そう、年中無休の水生昆虫がもっとも採り易いという恐ろしい季節にこの恐ろしい島へいくのである。期待が高まらないなどということがあろうか(反語)。

そして今回の旅のパートナーはその恐るべき戦闘力で一躍スターダムにのし上がった後輩のトンボ屋、Macromiaことマックである。思えば新入生勧誘のガイダンス、「君、ゲンゴロウとかも採るの?」「はあチンメルマンセスジとか・・」あの衝撃の出会いが戦慄とともに今も鮮やかに脳裏をよぎる。

今回筆者の目標はずばりリュウキュウオオイチモンジシマゲンゴロウ(ROSG)とオキナワスジゲンゴロウ、それに水生半翅類である。マックは上記のゲンゴロウ類に加えて秋出現のトンボ類、イシガキヤンマ、サキシマヤンマ辺りをターゲットにしているようだ。そして、丁度時を同じくしてT大生研の誇るゲンゴロウハンター・怪蝶も西表島に滞在しているという。むむ・・今回は凄そうだ・・。



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