国境の熱き闘い
期間;1999年5月1日〜5月5日
場所;長崎県対馬


5月4日


この日はY川先輩が知っているというキンオニクワガタの多産する斜面での材割ということで平岳の方へ向かった。天気はやや悪いがまあ材割りなのでそう影響はない。材割りとはまあようするに幼虫のいる木材をくだいて幼虫採集をすることなのだが、生息環境そのものを破壊するので控えめにおこなわなければならない。しかし山を登るペースが異常に速い。一年二人は死にそうである。無論山登りなど湿地帯の貴公子である私には向いていないので、私も弱った。ぜえぜえ。

一年生二人はすでにかなり体力を消耗して弱っていたがわたしもいままでたいした成果がないのでかまってられない。どうにかキンオニと思われる幼虫を7匹採集した。これは大事に飼育して羽化を待つのである。割ったら食痕が出てきてそれを辿っていくと幼虫がでてくる・・これははっきり言っておもしろい。あんまりやっちゃいけない採集法だがかならずいくつかの幼虫を残しておくというような考えを皆がもてればいいのではないだろうか?またなんとこの材割りの最中にツシマカブリモドキが飛び出してきた。やった・・ついてる・・。

自分のことしか考えないおいかわ丸に代わって、クワガタ狂Y川さんが一年生を優しく指導してくれたおかげで二人ともしっかりとキンオニの幼虫を得ることができたようだ。うむ、余裕のないのはいけないな・・。

まーとにかく キンオニ、カブリモドキと採集できてほっと一息である。



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