炸裂〜奄美大島〜
期間;2002年3月12日〜16日
場所;鹿児島県奄美大島


3月16日
早く寝たので早く出発。今日はいよいよ最終日である。朝6時に出て島北部のとある池を目指す。実はここは大変環境がよく、フチトリがいそうだ、との情報を得ていたのである。もはや小型種を押さえてしまったので一発大物狙いに変更。余裕だ・・。さて、その池はほどなく見つかったが、その池を前にして、おいかわ丸、HENTAI氏共々息を飲んだ。すっっっげえです。まじで。一面をヒルムシロで覆われ、とても南西諸島とは思えない。本土なら確実にタダゲンことゲンゴロウがいる雰囲気の池である。すぐに戦闘開始。しかし世の中やはりそう甘くない。オキナワスジ、ヒメフチトリはまあ採れるがフチトリは結局誰の網にも入らなかった。やはり幻の憧れの蟲"F"にはそう簡単には出会えそうも無い。午前中一杯やって無理と判断。また、来ます。きっとここにはいるでしょう。

午後はでで氏が知り合いの方と山登りをするとのことでその待ち合わせ場所に置き去り、HENTAI氏と共に川に逝く。いくつか川をうろうろしてヨサゲナ川を探す。で、結局、川内川で狙っていたアマミセスジダルマガムシを多数採集することができた。こいつらは水際ギリギリの石の表面を歩いている水生昆虫である。本種が属するダルマガムシ科は最近欧羅巴でも人気が高まっているらしい(ほんとか?甲虫界のニューボスN氏が言ってるので本当だろう・・)。当然流行に過敏な湿地帯の貴公子おいかわ丸は勉強を開始している。チェキラァァァァッ!!!


こんなとこにセスジダルマガムシの類が・・

さて、宿泊している某施設にて荷物をまとめながらでで氏の帰りを待つ。と、その時HENTAI氏の財布が無いことが発覚。船にはまだ時間があるとのことで、今日行った場所を回って来るとのこと。私はだまって留守番をすることにした。
HENTAI氏の財布は見つからず、船の時間も迫ってきたので仕方なく新名瀬港のフェリー乗り場に向かうことにした。HENTAI氏はかなり弱っており、最後にはアー・・ウー・・と日本語をお忘れになられたようだったのでそっとしておくことにした。
船は定刻よりやや遅れて出発。23時、奄美大島を後にした。

以上で今回の奄美大島旅行は終劇である。奄美大島リベンジは最高の形で果すことができ、大変満足の行く結果となった。やはり、一人の力では中々採集も難しいねーといつになく他人への感謝を表明するおいかわ丸でした。次の南の島はまじ、どこ行こーかね・・・あそことあそこは行きたいんだよなぁ・・



戻る 次へ