華麗なる復活劇・石垣の章〜石垣島〜
期間;2000年3月1日〜3月15日
場所;沖縄県石垣島


3月1日
朝、再試を受けに行く。はっきり言ってできた。楽勝だぜこんなもん。ああ青い空がうらめしい・・。今ごろみんなは石垣島か・・・。そう思うといてもたってもいられなくなった。よく考えたら、福岡〜石垣の直行便は一日一便しかないが、福岡〜那覇〜石垣なら何便もあるじゃないか・・。そうか!その手があったか!!主役は遅れて登場ってのも悪くないな・・。

気の触れた貴公子は午後の便で那覇へ向かった。多少料金がかかるが、まあ2〜3千円だ。一日でも早く石垣に行かなくては・・。那覇から石垣へ、予定通り乗り継いで、思い立ったが吉日。その日の午後7時には石垣空港に降りたっていた。

久方ぶりに降り立った石垣島は、しかし不安定そうな天気である。とりあえず伊野田のキャンプ場にやつらがいることはわかっているのでブルジョワにタクシーで向かう。タクシーの運ちゃんに最近の天気はどうですか?と聞いた所、さっぱり良くないのだとか・・・。えーちょっと頼むよ・・。しかしこっちが近道、とか言ってサトウキビ畑の中の道を爆走中に路上に何やら長いものが!!あっ、と思った瞬間運ちゃんは「ハブですな・・」と一言。ええっまじですか?ぼくにはヘビとしか分からなかったが流石は地元民(ジモティー)。信じることにしよう。なんだ幸先いいじゃん。

キャンプ場に着き、しばらく探して見慣れたテントを発見。うーむやつらは中にはいないようだ。ということでテント内で待つことにする(当然明かりは消しておく)。しばらくすると、きっちゅ氏が帰って来た。
きっちゅ氏「あれ?」
おいかわ丸「やあ、どうだい調子は?」
きっちゅ氏「えっ!?○×▽▲‡〃♂〒!!!!!!!!!」
とりあえず当初の目的通り、おどかすことができた。なんて華麗な登場の仕方なんだ。ところでバブーンは?と聞くと、彼は暗闇の中でオオヒキガエルの写真を撮っていた。オオヒキガエルはアメリカからの帰化動物で耳線が発達しておりなんか迫力のあるヒキガエルである。意外に国内で見れる場所は少ないのだ。バブーン氏は僕を見るなり「なんでここにいるんすか・・・」とあきれていたが、すぐにあっちの田んぼにいろいろいるから見に行こうということになり、そのまま出かけた。そして、その田んぼではヌマガエル(サキシマヌマガエル)が大合唱しており、その他にもヒメアマガエルやリュウキュウカジカガエルといったお馴染のメンバー、さらに近くの樹上ではサキシマキノボリトカゲが、街燈ではミナミヤモリが、キャンプ場内ではオオヒキガエルが、とたくさんの両爬にで出会うことができた。いやーやっぱ来て良かった。この南国のざわめきがたまらんのです。

オオヒキガエル
オオヒキガエル。耳線が不気味。



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