国境の熱き闘い
期間;1999年5月1日〜5月5日
場所;長崎県対馬


朝六本松キャンパスに集合ということだったが何故か野鳥班班長の流之進氏と植物班班長のDr.Kitschが来ない・・。バブーン氏が電話をした所なんとKitsch氏は寝ていた。出だしからしてかなり不安である。

まあ一年生はみんな来てるのでとりあえず博多埠頭に向けて出発した。博多港でみな揃い予定どうり対馬に向かうフェリーに乗る事ができた。途中壱岐を経て4時間ほどで対馬の厳原(いずはら)港に到着した。しかし向かうのは対馬の北端、井口浜のバンガローである。よって厳原からレンタカーでえんえんと爆走する。この対馬の道はかなり曲がりくねっているのだが、わたしの乗った車は昆虫班のY先輩が運転しているためかなり運転が荒っぽい(本人はこんなに安全な運転はないと言い張っておられたが・・・)。案の定人数の関係で荷台に乗っていたプッチ君が真っ青になっていた。

井口浜 井口浜の様子

あと30分走ったら吐くかもと思っていた頃ようやく井口浜のバンガローに到着した。井口浜のこのバンガローは静かなちょっとした湾のほとりにあり、すぐ目の前が砂浜になっている静かな所である。ほかにも何名かのキャンパーが来ていた。昆虫班はこの日の夜から休む間もなく早速ライトトラップを近くの見晴らしのいい所で行った。ライトトラップとは紫外線灯、白色蛍光燈、昆虫用蛍光燈の三種類の蛍光燈を発電機でともして、張った白布にぶら下げるというものである。まあようするに昆虫の明かりに飛んでくる性質を利用して採集する方法である。ただこの日は風が強くてあまり効果が無かった。(風があまり強いと昆虫は光りに向かって飛んでこれない)しかし昆虫班は慌てず騒がず材の見回りをする事になった。材とはまあただ刈り取った木の枝だとか倒木だとかそういうのである。そういうのには夜行性の昆虫が産卵をしたり餌を食べたりするために集まってくるのである。で、結果はというと対馬特産のタイワンオオテントウダマシを採集する事ができた。巨大な(といっても1.5cmくらい)かっこいい甲虫である。まずまずの成果で活動を終了した。



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