ホンモノの実力〜対馬〜
期間;2001年9月13日〜9月16日
場所;長崎県対馬<


対馬


大学院の入学試験にも無事合格し、いよいよリフレッシュの瞬間(とき)である。さしあたって近場でどうよ、ちゅうことで対馬である。福岡からは微妙に近い対馬だが、2年前の春以来行っていないのである。さらに特筆すべきことに筆者はあのツシマカブリモドキを一頭しか持っていないのだ。こりゃあ追加個体が欲しいってわけであります(だいたい前回水生昆虫採ってないし…)

さらに今回は強力な先輩方も一緒に来てくださるとのこと。その先輩方とは、自称昆虫班の鬼軍曹、現在はマグソコガネに情熱を注ぎ、"対馬は庭"と言い切る元祖鬼軍曹氏(ドクター3年)、さらに、元昆虫班班長にしてその甲虫から脈翅までを押さえる圧倒的な知識力は昆虫班.1と噂されるカリスマ・HENTAI氏(マスター2年)である。元祖鬼軍曹氏は海浜性のマグソコガネ類を、HENTAI氏は対馬での記録が怪しいセンチコガネを狙っての(氏はセンチコレクターでもある)出陣である。 かくして、今回は元祖鬼軍曹氏、HENTAI氏の両先輩と、最近激しく蟲に目覚めた蜘蛛屋・罵武運斎、そしてこの私、自称湿地帯の貴公子おいかわ丸という、そろえたくてもそろわない黄金のメンバーが集った。面子を見る限り、今回の旅は何かが期待できそうである。

9月13日 対馬へは博多埠頭から船がでている。今回は夕方19時過ぎ出発の船に合わせて18時に待ち合わせをした。講座のゼミがやや長引いて結局タクシーで乗り込んだ筆者が到着したときにはすでにみなさんお待ちかねであった。そこで筆者はHENTAI氏の荷物が一つ多いことに気づく。 「これ、何すか?」
その問いに対する答えはさすがと言わざるをえないものであった。
「おおう!!俺が今朝選んできた特選牛糞20キロ※やぁ!!!」
…なっなんと…自らの甘さをまたひとつ噛み締めるおいかわ丸であった。そんな熱き面々を乗せ船は一路対馬を目指す。

※筆者注(念のため);牛糞を山に仕掛けると糞蟲が採れます(常識ですね)。




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