ホンモノの実力〜対馬〜
期間;2001年9月13日〜9月16日
場所;長崎県対馬<


9月16日

なんともう最終日である。朝起床し、昨日仕掛けたトラップを回収しにHENTAI氏は罵武運斎と某山へと向かう。両者が山を登って降りる間、筆者と元祖鬼軍曹氏は車でそこらを散策することにした。ただうろうろするのも意味がないので、新しいポイントを探そうということになり、林道をいったりきたりする。それにしてもさすがに対馬である、山が深くまだ見ぬ林道はいくらでもありそうである。香ノ木山付近の林道ではシイタケの廃材に群がるタイワンオオテントウダマシ(対馬特産の大型テントウダマシ)を採集することができた。

約束の時間になり、某山に向かうとすでに両者は下山してきていた。罵武運斎はアムールカナヘビを見せてくれた。ううむ前回は一瞬しか見れなかったが、今回はじっくりと手にとって観察できた。 しかし、トラップにはヒメダイコクは大量に来ていたものの、HENTAI氏の目的のセンチコガネは一頭も来ていなかったそうである。まだまだやあ、と叫ぶ氏は本当に凄まじい。筆者もこの気合を見習わなくては、と強く心に誓った。

船が出るまでまだ時間がある、ということで初日に行った湿地でイネネクイハムシの追加を狙うこととした。こちらでも狙い通り多数のイネネクイを全員が追加することができた。あまりに熱中しすぎて船の時間に間に合うかどうかギリギリになってしまったが、まあえてして間に合うものである。出船10分前位に船に乗り込み、無事福岡に向かって出発することができた。

今回の対馬ツアーは急遽決まったものでもあり、日程も少なかったが改めて振り返ると近年まれに見る効率のいい大ヒットの旅であった。福岡から近いこともあり、今度はもっと小さな水生昆虫を狙って出撃したいものである。またこの旅が成功した原動力であり、案内して下さった元祖鬼軍曹氏には心よりお礼を申し上げる。

さあて、休む間もなく、次は西表島である。フフフ…


ツシマカブリモドキだー。きゃー。



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