憂鬱な夏の雨
期間;'03,7,10〜7,13
場所;長崎県対馬


なんだかんだと言って、はや4回目の対馬である。我ながら、熱い人生を送っていると実感する。初めて行った対馬は春、次が秋、次が春・・そう、私おいかわ丸は肝心の夏に一回も行っていない。その理由については前回の沖縄採集記でも記したが、そう、夏に行っていないのでツシマヒラタクワガタを採集したことがないのである。隠れヒラタファンとしては、愚の骨頂、愚か者も良いとこである。何故か?賢明な読者諸氏は当然お気づきのことと思うが、日本のヒラタクワガタで最大は文句なく八重山亜種であるサキシマヒラタクワガタなのだが、これはあくまで"トータルで最大"というだけであり、日本にはもう一つ裏番が存在する。それこそが日本最長の対馬亜種ことツシマヒラタクワガタなのである。体格こそサキシマヒラタにトップを譲るものの、すらりと長い独特の牙は他の亜種にはない魅力であり、ここに萌えを感じる猛者も多いと聞く。今回の目的はこのツシマヒラタクワガタ採集が第一目的である。さらに最近妙に熱くなって夜も眠れないほど気になっているのがヒメドロムシであるのだが、この対馬には特産のツシマツヤドロムシが生息している。第二目的はこの対馬のヒメドロムシである。目的が二個もあったら貴公子はあっさり暴走するので、ついに7月の対馬採集を実行することとなった。



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