雨と未記載種
期間;'04,2,26〜3,3
場所;沖縄県石垣島・与那国島


2月26日

11:25福岡空港発・ANKにて石垣島へと向かう。多忙な罵武運斎は与那国からの合流となったので、まずは船の関係上石垣島にて戦闘開始である。と、そこで重大な事態が発覚。免許証というか郵便局のカードというかカードが何もねえよ!!まじかよ!!家において来たらしい。いきなりテンション下がり気味。「え、まじですか・・信じられない・・」Mac.のあきれた声が追い討ちをかける。いや、俺も信じたくはないのだが・・。 とりあえず昼飯だけはゴーヤチャンプルーを食らい、出発。とりあえず止水性水生昆虫のメッカ(石垣島で)である名蔵の水田地帯へと向かう。

その昔(当旅行記Vol.5を参照)マダラアシミズカマキリを採集した思い出の溜池を探す。あった。しかしろくなものがいない。お馴染みのウスイロシマゲンゴロウやタマケシゲンゴロウ、ヒメガムシあたりで終了。アンピンチビどころではない。


落ちていたチュウダイズアカアオバト。南無・・

次にポイントを探しながらうろうろする。よさげな池を発見するも深すぎる。溺れて死んでしまう。池の脇に浅い湿地があったのでがしゃガシャやるとタイワンセスジゲンゴロウやマルケシゲンゴロウの一種(多分コマルケシ)が採れた。いや、君等も普通種だ。

次にオモト岳の方へうろうろする。細流がいくつかあるのでヒメドロムシを探す。いた。多分アリタツヤドロムシだがなんだか赤い。きっとテネラルだろう。そのまま付近の(もうどこだかわからないのだが・・)山道をうろうろしながら採集を続ける。林道の真ん中に水溜りがあったのでMac.が何気なく網を入れるとアトホシヒラタマメゲンゴロウが!!!まだ石垣島で採集したことないんですけど!!ちょっと!!!ぶちぎれて水溜りをすくいまくるが、サプライズ企画だったのかこの1頭のみ。ヤラレタ。心の狭い貴公子はもう嫌になったので周辺の川へと降りていく。なかなかよい清流である。アシブトカタビロアメンボが無限にいる。いすぎである。ヒメドロもZaitzevia属しか採れんし。イマイチだ!!!

そろそろ暗くなってきたので石垣市の周辺まで戻り、MaxValueで夕食。チキン南蛮弁当480円が半額になっていた。便利である。ワーイ。

夕食後、バンナ岳周辺に散策に。オオヒキガエルのミイラを一つ見つけた。あまりうれしくない。安全そうな沢があったので侵入するとオオハナサキガエルがキュルキュルと鳴きまくっている。穴をのぞくと卵があった。産卵期なのか。ドワ〜と何かが逃げる雰囲気がしたので振り返るとヤエヤマイシガメが走っていた。


穴の中にいたオオハナサキガエル


オオハナサキガエルの卵

最高に物足りないので車を適当に走らせる(免許証を忘れた貴公子は運転するMac.に命令しているだけであるが・・)。とある公園を見つけたので車をとめて見ると、公園内に小川が流れており、そこにビッグ・ユニットが沈んでいる。オオヒキガエルである。しかもたくさんいる。なんで・・なんでこいつらは水中にいるんだろうか。水中に沈むオオヒキガエルと水面を疾走するアシブトカタビロアメンボの姿が懐中電灯の明かりに浮かび上がり大変美しい。そろそろ疲れたので安全そうな場所に適当にテントをはって寝た。


オオヒキガエル(特定外来種)




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