北の大地に舞え!!〜北海道網走支庁〜
期間;2002年10月15日〜19日
場所;北海道網走支庁


10月18日
取りこぼし回収デーと称して、そういうことをする。なんといってもあと絶対欲しいのはオオシマゲンゴロウである。しかし、シマゲンゴロウ属の御多分にもれず彼らは冬季に水中にいない。しかし、しかしである、初日に行った小清水町の湿地では死体があった。ということは、中には変わり者がいて、水中にいるかもしれないではないか。わずかな希望を胸に午前10時キックオフ。
〜一時間経過〜
採れねーよ。死体はすでに2個体目である。しかし、当然といえば当然だが生きた物はいない。
〜さらに30分経過〜
胴体(のみ)ゲッチュー!!・・・・もう、だめだ・・・。あきらめて水から上がろうと土手に足をかけたその時、「諦めたらそこで試合終了だよ」・・安西先生(by SLUM DUNK)の声が聞こえた。センセイ、オオシマが採りたいです・・ガシガシガシガシ・・・網の中のゴミをどかしながらソーティングする。エゾヒラタヒメが一頭跳ねている。・・まあそううまい話はないよなぁ・・と最後のゴミをどかしたその時、今でも鮮やかにその情景がまぶたをよぎる。そう、そこにはオオシマゲンゴロウ(活蟲)♂が鎮座していらっしゃった。あまりの衝撃に叫ぶこともできずただただ唾を飲み込んだだけであった。

もう満足したので、トウフツ湖の方へ向かい、付近の湿地を漁る。でもトミヨとシマウキゴリとビリンゴばかり。蟲はいない。さらに別の池でも挑戦するがキベリクロヒメゲンゴロウ、キタマダラチビゲンゴロウなどは採れるが、大物はいない。っていうかさっきのオオシマで気力を使い果たした気がする。昼飯に気合の三色丼(2000円;イクラ、ウニ、ホタテ)を食し気合を入れる。美味すぎる。オホーツク海の写真を撮り、午後は空港方面で場所を探す。


はるばる来たぜ、オホーツク海!!

あとの狙いはナガケシゲンゴロウ属とシマチビである。前者は、止水性だが発生時期などがあるのであろう(Larva氏注;冬は幼虫です)、かすりもしなかった。川もトミヨはたくさんいるがシマチビはいない。まあいいや。


トミヨさん(トウフツ湖付近にて)。

その日の夜はばいかださん、いいずなさんにSUSHI(寿司)をご馳走になった。涙がでるほどおいしかった。個人的にオヒョウ、シラウオ、生ホッキ貝が食べれて満足でした。



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