蟲で彩られた夜明け〜西表島〜
期間;2001年9月26日〜10月2日
場所;沖縄県西表島


9月28日

朝から雨。それもかなりのハイテンションで降り続けている。しかし前日の余熱で我々もかなりハイテンションである。止みそうもないのでそのまま出撃。前夜、怪蝶氏に教えてもらったオキナワスジのいる放棄水田へと向かう。土砂降りの中、ウェーダー履いて水田に突入。もうどっから浸水してるのかわかりません。それでも目的のオキナワスジはたくさんいた。10頭採集しあとは放流。対水生昆虫用採集兵器"ますらを"は大活躍であった。

午後は野生生物保護センターにいき少し休憩。雨が小ぶりになったので仲間川林道へと向かう。とことこ歩いているとトンボが飛んでいたので何気なく採集。マックに聞くとマサキルリモントンボだったらしい。余談だが、この時彼はかなり切れていたらしいが、同じく(違う方向に)切れていた筆者は全く気づかなかった・・。この辺りはマックの狙いの一つであるイシガキヤンマ等の採集にかなり良さそうだ、とのことで明日改めて来る事にする。またここでトンボ屋に遭遇した。かなりの歴戦のツワモノっぽかった。

夕方キャンプ場に戻りラーメンを食う。夜観察に怪蝶も誘おうかと思っていたが、我々が遅すぎてすでに出撃した後のようであった。大富の方へと車を走らせると、サトウキビ畑の間の路上で何か長いものが!!!あっサキシマスジオ!!!大感激である。筆者は恐ろしいほど蛇運がなく、その運の悪さは全米.1と噂されるだけにそれは夢のようであった。さすがに西表最大のヘビ。MAXサイズではなかったが、それでも2メートル近いボディはかっこよい。

さて、昨晩ROSGを採集した水溜りをのぞくと、なんとまた数頭浮いている…。2匹ずつ採集してキャンプ場に戻った。帰り道ではヤエヤマアオガエルと、何故か路上でにらめっこしていたリュウキュウコノハズク&サギ(ムラサキサギ?)が印象的であった。


漆黒の闇を見つめるサキシマスジオ




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