蟲で彩られた夜明け〜西表島〜
期間;2001年9月26日〜10月2日
場所;沖縄県西表島


9月30日

今日はマックとの協議の結果、ちっちゃいモノCLUB(5ミリ以下しか入会できない秘密クラブ)を開催することになった。前前日オキナワスジをすくった島北部の放棄水田へと向かう。今日は超ド級水生昆虫採集兵器"ますらを"もお休みである。使用するのはキンギョアミ(金魚や熱帯魚などの観賞魚に使うこともある小型の網)オンリーである。そこでひたすらしゃがみこみ掬いまくる(注;厳密に"まくる"という表現は適していないかもしれない)。ケシゲンゴロウ類、ツブゲンゴロウ類、コマルケシゲンゴロウ、ヤマトホソガムシ、ゴマフガムシ類、ケチビミズムシ…。突然マックが叫び声を挙げる。 「どうした!?」
「いやウスイロシマ(約10o)が突然入ってびっくりしました。なんてでかいんだ…」
もう帰って来れまい(涙)…

本来はミナミツブゲンゴロウを狙っていたのだが採れそうもないので次の場所へ向かう。しかし採れない。なんか疲れたのでマックに任せることにした。マックは前日のイシガキヤンマが採れた辺りに行くとのこと。そこで仲間川林道まで行き僕は残って寝ていた。30分程で体力も復活し、マックも夕暮れまで戻ってこないだろうから、大富の牧場付近を回ることとした。

牧場の牛さんプールは濁ってはいるが意外に微小種が多い。ここで掬ってみることにする。なんといきなりオオコマツモムシが採れた。やや局地的な巨大コマツモムシ(10o超え!!)である。この他にもクロイワコマツモムシやケチビミズムシ、ツヤミズムシ、サザナミツブゲンゴロウやウスチャツブゲンゴロウ、オキナワスジゲンゴロウ、ハイイロゲンゴロウなど色々採れて楽しかった。しかし睨みを利かせる牛さん方が少し怖い。


牛さんプールでくつろぐ牛さん方。




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