苦悩、その先にあるもの
期間;1999年7月24日〜7月29日
場所;鹿児島県徳之島


7月23日, 24日
予定ではまず博多駅から特急つばめで西鹿児島駅に向かい、そこから夕方出る沖縄行きフェリーで翌朝徳之島の亀徳港に到着するというものである。集合時刻の11時に当然のごとく遅刻した貴公子が博多駅に到着するとそこには憔悴しきったバブーン氏がいた。どうも前夜から食中毒によってダメージをうけていたらしい。それでも行くのか・・彼に漢(おとこ)を見た気がした。まあそんな彼とは別に小動物班の先輩方や昆虫班の1年生JOKERとS⇔Rも来ている。11時35分のつばめに予定どうり乗り込んだ。まあ寝ていたの途中の記憶はあまりなく午後3時半ごろ西鹿児島駅に到着した。船の中で一夜を過ごすことになるので夕食の弁当を買い(船の中では少々高い)、タクシーで鹿児島新港へと向かう。鹿児島の実家に帰っていた小動物班1年のM-KINGも加わりMARIX LINEのクイーンコーラルというばかでかいフェリーに乗り込む。

夕食を食べてからはまたぐっすりと寝てしまったので気がついたら朝だった。バブーン氏は体調の余りの悪さに死も覚悟したらしくもはや生気がない。ハブにかまれる前に死人を出したらどうなるんだろう・・そんなことを考えながらフェリーは奄美大島の名瀬を経由して10時頃無事徳之島の亀徳港に到着した。天気は快晴で南国の雰囲気を120%かもしだしている。予約していたレンタカーを港近くのトヨタレンタリースで班ごとに1台ずつ2台借てキャンプ地に向かう。キャンプ場はこの島にはおもなもので3つあるらしく今回は徳之島町の畦のキャンプ場を使うことにした。予約が必要で役場で使用許可証みたいのものを書かなければいけないが無料である。ついた日が役場が休みなのでこの時は月曜に書類を書きに役場に来いと言われていた。めんどくさいがまあ無料なので許そう。畦へは車で20分くらいだろうか?さとうきび畑を抜けるとそこにそのキャンプ場があった。海岸沿いにあるこのキャンプ場はハイビスカスが咲き乱れ、シャワー室も炊事室も完備のかなりいい所であった。当たりである。さっそくテントを張り昼ご飯を食べた。この日は自由活動ということでのんびりと過ごしたが後の天候を考えたらこの日の快晴はかなりもったいなかった。一応ガンメタリックの渋いリュウキュウツヤハナムグリを採集したもの、やはり寸暇を惜しんで採集活動をすべきだった。この辺に甘さが・・

畦キャンプ場
畦のキャンプ場の様子。



戻る 次へ