湿地帯の貴公子誕生 |
期間;1999年3月30日〜4月4日 場所;沖縄県与那国島 3月31日 与那国島に渡るその日である。船は10時に出港である。このフェリー待ち合い場は一応屋根があり(あまり雨が激しいと役に立たない)、トイレもあるのでおすすめである。昨日から同じようにしていたグループと話をしたところそれは日大の動植物研究部の方々だった。水生昆虫(っていうかシャープゲンゴロウモドキ・・)をやっている方もいて幾分お話をした。西表島からの帰りだそうだ。 さて船に乗って約4時間で与那国島である。わたしは爆睡していたので気がついたら到着していた・・。 ちょっと感動が薄い気もする。でもエメラルドブルーの海は素敵だった。船は久部良港に到着した。天気も良く気分もいい。テントを張る予定なのは比川でそこまではバスで行く予定であった。まだまだ時間があるので初めから行く事にしていた「ユキさんちのカレー」屋に行く。港から歩いて5分ほどである。おーあれがそのカレー屋かあ・・と思ったまさにその時、Kitsch氏が奇声を上げて走り出した。どうも崖にシダが生えていたらしい。眼を覆いたくなるような光景の後無事カレー屋に到着。と、その時今度はバブーン氏が奇声をあげ・・以下略・・・。とにかく店内に落ち着く事ができた。ここのカレー屋はカレーは日替わりの一品しかなくこの日はオクラカレーであった。このカレーのおいしさはもう言葉では表現できない。ぜひ行って食べて見て下さい。また店内には落書き帳が置いてあり、各自がそれぞれ決意を記した。しかしこの落書き帳、よく見れば鳥屋か虫屋かそれに準ずる人ばかりである。ふと外を見ると長髪の捕蟲網を持った男が普通にあるいている。店主の話によればバッタ類の図鑑を作成すべく採集を行っているSさんという方だそうだ。うーむ俄然やる気がでてきた。 バスがくるまでまだ時間があるので途中で乗せてもらえばいいや、ということで比川に向けて歩きだした。てくてく・・きつい・・暑い・・疲れた・・。どうも前日より我々の思考力は低下している(もともとという説も・・)。というこであっさりとその辺で採集活動を始めてしまった。散々採集活動をしたあと(何も採れんかったけど)バスが来たので予定どうり比川までバスで行った。 この比川浜にはトイレがあって一応水も出る。ということでキャンパーの方もよくいる。トイレ近辺にはすでにいくつかテントがあったので浜の方にテントを張った。でもよく考えたらこれは危ないので堤防の内側の方がいいですね。夕方バブーン氏と散策したらミナミイシガメがいた。また網をいれたらトビイロゲンゴロウが採れた。こりゃいいねえ。 キャンプ地比川浜の様子。(撮影;バブーン) |
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