華麗なる復活劇・与那国の章 |
期間;22000年3月1日〜3月15日 場所;沖縄県与那国島 3月7日 この日は森林公園に向かう。途中バブーン氏と出会いその辺の木をけづったらコイチャコガネが出てきた。レアなのか?普通種なのか?よくわからん。森林公園ではサキシマキノボリトカゲやサキシマスベトカゲ(何故か木に登っていた)を発見。アマミナナフシも採集しまずまずか・・。帰りにcrassaに会い、チョウがたくさんいるという場所を教えてもらう。なるほどオオゴマダラやらベニモン、カラス、モンキなどのアゲハチョウがたくさん漂っている。やはり湿地帯の貴公子とはいえこのくらいは採れないとね、ということで網を振り回すが、久しぶりの陸上戦に体はついて来れず、採れない・・サヨウナラ・・・。そんなことをしてたら、すぐ脇の水溜まり(というか堰堤で塞き止められた川)を見ていたバブーンが「あの赤いアメンボ大きいね」などとおっしゃった。「はっ?アメンボ?」んでよく見てみると、大きいなんてもんじゃなくモンスター級のアメンボがおまけに(おまけにしては大きいが)オキナワオオミズスマシが群泳してるではないか!!「きゃーーーー!!!!」獣の叫びを発して早速採集である。泥にはまりながらもなんとか2頭ずつ採集できた。やったー。ところでこれ何アメンボ?大きさは日本最大と言われるオオアメンボに匹敵している。しかし色は赤く、はるかに美しい。よーく見たらアシにトゲが・・・アシにトゲのあるアメンボ?はっ・・これは・・そうこれはトゲアシアメンボである(←そのまんまやん・・)。この旅行に行く前に昆虫学教室に行きリストをチェックしてお勉強していたかいがあった。これこそ日本では与那国特産の大型アメンボ、トゲアシアメンボである。知識があれば感動も大きい。もう浮かれ過ぎ。 この後小雨の中海岸でケシウミアメンボを採集。さらに浜の石の下でブラーミニメクラヘビと謎の昆虫を発見。大きさは1cmと小さいが鎌があり、ミニタガメといった感じである。(後にこれは九州以南に分布する、日本では一科一属一種のアシブトメミズムシという虫であることがわかった)。 いやー採れ過ぎちゃって困るのお・・。採った昆虫を保存しておく四角紙(タトウ)があと2枚しかないや。西表も控えていると言うのに・・。この日は笑いながら眠りについた。 これが幻のトゲアシアメンボだ!!(撮影バブーン) |
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